人体の不思議展
会社の先輩にチケットをもらったので、人体の不思議展に行ってきました。
昔に話題になっていたけど行ってませんでした。ちょうど富山に来ているとの事で、こんなところまではるばる来てくれてる事に感謝しながら富山市民プラザに足を運びました。
***こういうのが苦手な人は、以下は読まない方がいいと思います***
で、感想なのだけれども・・・なんだかガッカリしてしまいました。人体の輪切りがグロくて気持ち悪くなったとかそういうことではなく、以下の2点がすごく気になってしまったのです。
(1) 標本のどこが何なのかという説明がまるで不足していたり、標本の置き方・見せ方などに、来場者に人体を知ってもらおうという意識が感じられない
(2) 標本に無理な(悪趣味な)姿勢をさせていたりして、献体者への尊敬の念が感じられない
このせいで、医学を志す人の勉強になるわけでは無くなってしまっているし、人体の素晴らしさに目をみはるようなものでも無くなってしまっている。もちろん子供に何かを教えるようなものでも無くなってしまっています。どういう人をターゲットにしているのだかよくわかりませんでした。また人体を文字通り見世物にしているようで、あまり気分のいいものではありませんでした。例えば自分の身内や知人が献体している人がいたら、きっととてもがっかりすると思います。
標本は「プラストミック標本」というもので、とてもよくできていました。でも要はプラスチック。専門の人にとっては違うのかもしれないけど、私にとっては本物の人体でも模型でも大差無いなあ、という程度のリアリティでした。この技術で医学はまた一歩前に進めるのでしょう、それは確かだと思います。ただこの展示会は「どう?プラストミックすごいでしょ?」みたいな意図が強すぎて色々なものがおろそかになってしまっているように感じました。こういうのは本当に見せ方一つだと思うので、そういう意味ではこの展示では本当に惜しい事をしているなあと感じました。
頭部や肺、内臓の血管や神経(あんなに太い血管や神経があるとは思わなかった!)、後半の病変臓器コーナーは面白かったです。真っ黒い喫煙者の肺を見て「タバコこえー!」と思ったり、ここが一番リアリティを感じました。むしろこうした内容を先に持ってきた方が展示としてはいい展示になったんじゃないかなあ。こういう流れを無視した、明らかにインパクト重視という展示の仕方もなんだか納得行かないものでした。
普通の入場料が1,500円なのかな。この金額を払うなら、そのお金で医学書を買うか、映画を観に行った方がずっといいと、私は思います。
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